銀座の歯科医院(インプラント・無痛睡眠治療・審美歯科・歯科口腔外科) 医療法人社団 英医会 ティーズ銀座デンタルクリニック Teez Ginza Dental Clinic

ティーズ・ブログ Teez Blog

ティーズ銀座デンタルクリニック 院長の田中です。

今日はインプラントのお話です。
インプラントとは、抜いた歯の骨にチタン製のネジ(人工歯根)を埋め込み、その上に人工歯を装着する最新の機能回復方法のことです。

インプラント治療のご相談で最も多く聞かれるのが、「インプラントって痛いんでしょ?」というご質問です。
骨にドリルで穴を開けて、そこにネジを入れると聞くと物凄く痛そうなイメージですよね。
私も歯科医師をしていなかったら同じ質問をするのだろうと思います。

しかし、インプラント治療は皆さんが想像するほど辛い治療ではありません。
私は「無痛睡眠治療(静脈内鎮静法)」を得意とする関係上、歯科治療に対してかなりの恐怖心をお持ちの患者様を診させていただくことが多いのですが、そういった怖がりの患者様方でさえ「手術は全く辛くなかったし、術後の痛みもほとんどなくて拍子抜けしたくらい」というご感想をいただきます。

例えば、親知らずを抜いたりするのは体を破壊する行為で、治療を受けている最中は麻酔でなんの痛みもありませんが、術後はやはりかなり腫れてしまいます。
それに比べ、インプラント治療は体を創る行為であり、骨に対するドリリングもメーカーが指定した回転数で注水冷却しながら(骨の火傷を防ぐため)行います。限りなく生体に対して低い侵襲によって行うので、術後のお痛みも想像よりは遥かに小さいのです。

また、術後の腫れやお痛みに関係するのは実は骨の硬さなのです。
骨の硬さは「D1~D5」まで分類され、D1は大理石のようなカチカチの骨で皮質骨とも言われ骨の外側のフレームに存在します。逆にD5の骨は中がスカスカで綿のようにやわらかい組織です。
D2やD3の骨は軽石のような構造で骨の組織の間に豊富な血管が存在します。

インプラントを埋めるのに最も適しているのは、D1の皮質骨の内部にD2やD3の髄質が存在する部分なのですが、D1の骨が多ければ多いほど硬い骨を削るわけですから、術後の腫れやお痛みも増すのです。
逆にD1が少なく、D5に近い骨が多いような部分では術後のお痛みや腫れも極めて少ないのです。

骨の硬さや質は術前のCT検査で容易にわかりますので、インプラント手術後のお痛みや腫れを予測する上で重要な指標となります。
インプラントカウンセリングを受けられる方は、その辺りも担当医に尋ねてみてはいかがでしょうか?