銀座の歯科医院(インプラント・無痛睡眠治療・審美歯科・歯科口腔外科) 医療法人社団 英医会 ティーズ銀座デンタルクリニック Teez Ginza Dental Clinic

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ティーズ銀座デンタルクリニック 院長の田中英生です。

今日は前歯の歯並びを気にされていらっしゃる友人の相談を受けたお話をしたいと思います。

30代の女性の方で、来年の6月にご結婚を控えていらっしゃいます。
お顔は小さいのに歯は標準的な大きさなので並びきらずに前歯がガタガタしてしまっている状態(叢生といいます)です。

全ての歯の幅径の総和よりも、顎の歯槽部の長さが不足することを専門用語でアーチレングスディスクレパンシーといいますが、10個しか入らない箱に14個のドーナツが入っていたらドーナツがはみ出してしまうのと理屈は同じです。

このようなケースでは、歯科医は概ね矯正治療を勧めるのではないでしょうか?
前から数えて4番目か5番目の小臼歯と呼ばれる歯を便宜的に抜歯し(これは保険非適応)、空いたスペースを生かして歯を全体的にきれいに並べていくのです。
しかし、矯正治療だと3年ほどの治療期間がかかってしまい、短期的な治療をお望みの患者様にはあまり好まれません。

一方、この前歯の叢生に対して審美歯科的なアプローチを行うことがあります。
ガタガタになっている歯を切削してセラミッククラウンを被せる方法です。この方法の場合、治療対象とする歯は必ずシンメトリー(左右対称)に設定しなければなりません。
お口の中心線(正中)から左右に長さも幅も全く同じ大きさ、色調でなければアンバランスになってしまうからです。
女性の方で右側だけ丁寧なお化粧をして、左はすっぴんという方はいないはずですよね。
審美的にも美しい白い歯で歯並びもきれいに揃えることが可能ですが、健全な歯質も削合しなければならないデメリットもあります。

矯正なのか審美アプローチなのかは、患者様の価値観や歯の状態によって異なるため、医師から詳しい説明を受け利益の大きな手法を選ぶ必要があります。